【4月4日 AFP】封鎖措置の敷かれたフランス・パリの住宅街では、毎日ある時間になると音楽が聞こえてくる──。チェロ奏者やサックス奏者が近隣住民のために「手づくりコンサート」を開いているのだ。

 イル・ド・フランス国立管弦楽団 (Orchestre national d'Ile-de-France)のチェロ奏者、カミロ・ペラルタ(Camilo Peralta)さんは、毎日正午に自宅バルコニーから近隣住民に向けて、ヨハン・セバスチャン・バッハ(Johann Sebastian Bach)の組曲などを披露している。

 また、市内にある住宅街の一角では毎晩、パリ郊外を拠点に活動するアマチュアのサックス奏者が演奏を披露している。演奏はパリの都市封鎖が始まった初日から行っていて、医療従事者へのエールの意も込められているという。

 映像前半はチェロ奏者による演奏、3月28日撮影。後半はサックス奏者による演奏、同月30日撮影。(c)AFP