【4月1日 AFP】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が最初に確認された、中国・武漢(Wuhan)。2か月超続いた封鎖措置が部分的に解かれ、かつてゴーストタウンと化していた街は今、少しずつ活力を取り戻しつつある。ただ、感染症が初めて報告された同市内の海鮮市場は、青色のフェンスで周囲が覆われたままだ。

 新型ウイルスに感染していない市民はスーパーへの買い物を許可されている。大型ショッピングモールも営業を再開しつつあるが、一部交通機関の規制ならびに移動制限はまだ敷かれたままとなっている。

 市内では、通りやコンビニエンスストアの他、地域ごとに検査施設が設置され、市民らが検査を受けるために列をつくっている。ある検査担当者は「ずっと働き詰めだ。家族にうつしたくないので、基本的には1人で生活しているようなものだ。子どもや高齢者とは一緒に住まない。毎日検査を行っているので、リスクは冒さない」と話した。

 映像序盤はドローンで上空から捉えた武漢市内の様子、3月31日撮影。中盤は青色のフェンスで覆われた海鮮市場と営業再開した店舗、同月30日撮影。終盤は検査を受けるために並ぶ人々や市内を走るタクシーの車内、同月29日撮影。(c)AFP