【4月1日 AFP】男子ゴルフ、メジャー通算5勝を誇るフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)が、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)との1対1方式の再戦に向けて準備が進んでいることを示唆した。

 6月に50歳になるレフティーは2018年、勝者が900万ドル(約9億7000万円)を総取りするマッチプレーでメジャー通算15勝のウッズと対戦。米ラスベガス(Las Vegas)で行われたこの一戦はペイ・パー・ビュー(PPV)で中継され、ミケルソンが勝利を収めた。

 3月29日、ウッズとの再戦の可能性についてツイッター(Twitter)で質問を受けたミケルソンは、「準備している」と投稿。さらにこの件について聞かれると「冷やかしではない。話は確かにある」と答えた。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)は世界中の主要スポーツ界を停止させており、米国男子ゴルフツアー(US PGA Tour)もすべての大会が5月末まで中断になっている。

 しかし、無観客となる豪華マッチプレーで必要になるのは、競技委員1人と、多くの視聴者数を集めるであろうこの中継を制作する放送関係者だけで、開催は可能かもしれない。また両者の対戦は、新型コロナウイルス対策の支援金を集めるためのチャリティーイベントにもなりうる。

 ゴルフコースであれば、社会的距離のガイドラインを満たせるだけの十分なスペースを提供することができ、ミケルソン自身も先月18日、安全な方法で問題なくプレーしたとツイートしていた。

「ガイドラインに従ってゴルフをプレーした。外に出て活動できていい気分だったし、自分だけでなく周りの人も安全で良かった」 (c)AFP