【4月1日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガの各クラブは31日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴い、シーズンの中断期間をさらに4週間延ばす案を承認した。同国メディアでは、5月1週目の週末から再開になると報じられている。

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 ドイツサッカーリーグ機構(DFL)の理事は前週、2週間の中断期間をさらに延ばして4月30日まで試合を開催しない案を示しており、同日に行われた36クラブのビデオ会議でこれが受け入れられた。

 ブンデスリーガは3月中旬から中断されているが、1か月後から再開できるかもしれないという期待が高まっている。

 独誌キッカー(Kicker)は決定に先立ち、DFLは5月1週目の週末からシーズンを再開させるつもりであり、試合は無観客で行われることになると伝えていた。

 DFLのクリスチャン・サイファート(Christian Seifert)最高経営責任者(CEO)はこの報道を認めなかったが、「6月30日までにシーズンを終わらせたいのは事実」だと述べた。

 サイファートCEOによれば、仮に今シーズンを終了させることができなければ、クラブは非常に重要な財源であるテレビ放映権収入を失うため、6月には「存続の危機」に直面するチームが出てくる可能性もあるという。

 同CEOはまた、各クラブは最小限の人数で試合を開催する方法について検討していると明かしたが、まだ「方針が一つ」にまとまったわけではないと主張。「来シーズン、あるいは年末まで」無観客での開催を強いられる可能性があるとも警告した。(c)AFP