【4月1日 Xinhua News】フランスのバトリー国際空港をたった種豚500頭を載せた貨物機がこのほど、11時間のフライトを経て中国貴州省(Guizhou)の貴陽竜洞堡国際空港(Guiyang Longdongbao International Airport)に到着した。これは貴州省が初めて輸入した海外からの種豚となる。

 順調に入国を終えた種豚は、トラック12台で貴州省黔西南プイ族ミャオ族自治州興義市(Xingyi)にある種豚隔離検疫場に運ばれた。今後、これらの種豚に対する45日間の検疫検査が行われる。検疫期間中、貴陽税関は獣医師を派遣して常駐させ、身体的兆候の観察や血液検査などによって全面的な検疫監視を実施する予定で、合格後種豚は直ちに繁殖に投入される。

 これら種豚の輸入は、貴州省の畜産企業、冊亨徳康農牧が実施する重要プロジェクトで、これまでに中国が行ってきた種豚の輸入の中でも比較的規模が大きい。同社の責任者は、輸入したこれら500頭の種豚は繁殖により規模を拡大させることで1000頭の核心的育種集団を形成し、毎年良質な雄の種豚2000頭、雌の種豚7000頭を供給できる見通しだと説明した。

 これらの種豚は今後、貴州省の生きた豚の繁殖・拡大の実現を支え、豚の完備化された繁殖体系を構築し、品質資源を最適化し、豚の安定供給を実現することになるという。(c)Xinhua News/AFPBB News