【3月30日 AFP】サッカー元トルコ代表GKで、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)でもプレーしたリュシュトゥ・レチベル(Rustu Recber)氏が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し入院したと、同氏の妻が明かした。

 2002年のW杯日韓大会(2002 World Cup)でトルコの正GKとなったリュシュトゥ氏は、チームを史上最高成績となる3位に導き同国の英雄になった。

 頑強な体格とポニーテールという髪形で知られたリュシュトゥ氏は同大会で、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手のようにまぶしさを減らす黒いシールを目の下に貼っていたため、簡単に認識することができた。

 妻イシル(Isil Recber)さんは「リュシュトゥは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断され、入院している」とインスタグラム(Instagram)に投稿した。

「すべてが正常だったのに急に症状が出るようになり、われわれはショックを受けている」

 イシルさんによれば、自身や息子、娘は陰性反応だったという。

 現在46歳のリュシュトゥ氏は、W杯で大活躍したあと2003年からバルセロナで短期間プレー。その後はトルコ1部リーグの名門フェネルバフチェ(Fenerbahce)やベシクタシュ(Besiktas)にも所属し、2012年に現役を引退した。

 トルコでは前週、ガラタサライ(Galatasaray)を率いるファティ・テリム(Fatih Terim)監督も新型コロナウイルスの陽性反応を示していた。

 同国の保健当局は29日、国内ではこれまでに9217人が新型コロナウイルスに感染し、131人が亡くなっていると発表した。(c)AFP