【3月29日 Xinhua News】中国黒竜江省(Heilongjiang)最大の鉄道口岸(通関地)が位置する綏芬河市(Suifenhe)はこのほど、市内にあるロシアとの自由貿易区をモンゴル、韓国、朝鮮など14カ国に開放した。

 綏芬河互市貿易区管理局副局長の包慧馨(Bao Huixin)氏は、自由貿易区の開放は各国の国境地帯居住者に恩恵を与え、国境貿易をさらに促進すると述べた。

 包氏によると、綏芬河自由貿易区は新型コロナウイルスの流行のため、30日以上閉鎖されたが、3月3日に閉鎖が解除された。現在、同区に入るには体温検査が義務付けられている。

 綏芬河市で取引される主な商品はあめ、チョコレート、小麦粉、ヒマワリの種、松の実、冷凍魚で、3月の総取引額は5千万元(1元=約16円)に達すると予測されている。

 包氏はまた、新型コロナの流行の中で、貿易業者への支援策として、3月1日から5月31日まで同区の総合輸入税率が3.696%から1.232%に引き下げられたと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News