【3月31日 Xinhua News】中国の黒竜江省(Heilongjiang)に位置する東北虎(アムールトラ)・東北ヒョウ国家公園管理局はこのほど、大雪で食べ物が見つけられなくなった野生動物のために餌を配っており、食料不足を緩和させた。

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 同公園一帯ではこれより前に大雪が降っており、公園の一部区域内で活動している野生動物の餌探しが困難になっている。とりわけ餌を探す能力が低い子どものイノシシやシベリアノロジカなどは、飢えと寒さで死んだりけがをしたりする恐れがある。

 この問題を解決するため、地元の管理保護員はトウモロコシや脱脂大豆などの飼料を作業車に載せ野生動物の活動エリアに入り、巡回パトロールを行いながら餌となる食料を配っている。

 管理保護員の張連峰(Zhang Lianfeng)さんは、食料を配っている最中に、イノシシやシベリアノロジカなどの野生動物が雪の中で餌を探し回る様子をしばしば目撃したと述べた。また、イノシシやシベリアノロジカは、アムールトラの重要な食料源でもあり、「われわれは野生のアムールトラの保護も行っている」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News