【3月27日 Xinhua News】中国が新型コロナウイルス感染症との闘いのただ中にあった1月下旬以降に処分してきた医療廃棄物は18万2000トンに及んでいる。中国生態環境部がこのほど明らかにした。

 同部の発表によると、3月21日時点で、中国の医療廃棄物の処理能力は1日当たり6066.8トンに及んでいる。感染が広がる以前は1日当たり4902.8トンだった。また、新型コロナウイルス流行の中心地となった湖北省(Hubei)の廃棄物処理能力は、ウイルスが流行する前の1日当たり180トンから667.4トンに増加した。

 同部は、現在、中国の医療排水処理は規則にのっとって適正に行われており、消毒対策も厳重に行われていると述べている。

 国内の飲用水源における2万1399件の調査では、新型コロナウイルスによる水質への影響はみられなかった。

 また、生態環境部が観測している337都市で大気汚染レベルが改善。大気汚染状況を示す空気質指数が良好だった日数は1月20日から3月21日までで前年比8.8ポイント増の86.3%を記録した。(c)Xinhua News/AFPBB News