【3月26日 AFP】この終末はいつまで続くのか?――米テレビドラマシリーズ「ウォーキング・デッド(The Walking Dead)」の最終話が新型コロナウイルスの影響で完成できなくなったと発表されてからというもの、ファンたちはこう問い掛けている。

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 米ケーブルテレビ局AMCはツイッター(Twitter)で、「現在起きている出来事のために、残念ながら『ウォーキング・デッド』シーズン10の最終話のポストプロダクション(撮影後の作業)を終えることができなくなった。そこでシーズン10は4月5日公開の15話をもって終了する」と説明。「予定されていた最終話は、特別編として年内に公開予定」だという。

 ゾンビがはびこる世界終末後の米国を描いた漫画作品を原作とした「ウォーキング・デッド」は、米ケーブルテレビ史上で最も成功を収めたドラマの一つ。長年にわたる放映中に、視聴率の記録を塗り替えてきた。

 米国人の半数超は、何らかの形で新型コロナウイルスによる移動制限を受けている。日常生活を取り戻すことができるのがいつになるのかは誰にも分からない。

 最終話が放映される具体的な日付は未定で、怒りの収まらないファンたちは皮肉を投稿している。

 あるファンは、「(ウォーキング・デッド)が地球の現状を見るドキュメンタリーに変わりつつある」とツイート。別のファンは、「この終末は、まったくもって最低最悪だ」とつぶやいた。(c)AFP