【3月26日 AFP】先月から新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に見舞われているイタリアで、これまでに計67人の聖職者が新型ウイルスで死亡したことが分かった。カトリック系日刊紙「アベニーレ(Avvenire)」が25日、報じた。

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 同紙によると、最年少は53歳。うち22人は、イタリアにおける新型ウイルスの流行中心地となっているベルガモ(Bergamo)教区で死亡した。ベルガモは、金融中心地ミラノ(Milan)近郊にある。

 ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)は今月10日、新型ウイルスの流行がイタリア各地で勢いを強める中、聖職者らに対し、新型ウイルスによって病気になった人々に「会いに行く勇気を持つ」よう呼び掛けていた。(c)AFP