【3月26日 Xinhua News】中国内外で知名度の高い陝西省(Shaanxi)西安市(Xi’an)の秦始皇帝陵博物院が25日、2カ月間の臨時休館を経て開館した。約8000体の兵馬俑を所蔵している同博物院は、情報認証、バーコードの読み取り、検温などを行い、入場制限や見学順路の振り分けを厳格に実施する。

 また、人の集中や接触を極力避けるため、入場券の購入にインターネットを利用した実名予約制度を導入し、団体客の受け入れを一時的に停止。窓口での購入や予約サービスも中止する。新型コロナウイルス対策として、1日の最大受け入れ人数を8000人までとし、上限を超えた場合は一時的な閉鎖措置を講じる。

 同博物院は見学者の距離を確保するため、既存の入場通路を1本置きに使用することとし、各通路に1.5メートル間隔で並ぶよう表示した。見学者を分散させるため、1号坑、2号坑、3号坑展示室の見学順路を変更し、銅車馬の展示室では入室者の人数管理や誘導を行う。(c)Xinhua News/AFPBB News