【4月5日 CNS】中国商務部サービス貿易局は3月17日、2019年の文化部門の貿易が急速に発展したと発表した。輸出入の総額は1114億5000万ドル(約12兆円)で前年比8.9%増加した。輸出は同7.9%増の998億9000万ドル(約11兆円)で、輸入は同17.4%増の115億7000万ドル(約1兆2500億円)となり、貿易黒字は883億2000万ドル(約9兆6000億円)に達した。

 分野別では、生活用品、美術工芸品、出版物の輸出がそれぞれ11.7%、5.6%、4.8%と増加した。地域別では、東南アジア諸国連合(ASEAN)と欧州連合(EU)エリアへの輸出がそれぞれ47.4%と18.9%と急速に増加した。「一帯一路(Belt and Road)」沿線国への輸出も24.9%増加した一方、米国への輸出は6.3%減少した。

 個人・文化・娯楽サービスの輸出入は前年比14.5%増の52億8000万ドル(約5700億円)。このうち輸出は同1.3%減の12億ドル(約1300億円)で、輸入は同20.2%増の40億8000万ドル(約4400億円)。文化、スポーツ、エンターテインメント業界の対外投資は5億4000万ドル(約586億円)にとどまり、同68%減少した。(c)CNS/JCM/AFPBB News