【5月18日 AFP】(写真追加)仕事泥棒、野心抱いた権力者──長い間ネガティブに受け止められることもあったロボットだが、新型コロナウイルスとの闘いにおいて、迅速かつ効率的、そして感染症に「強い」仕事ぶりに期待が集まっている。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の震源地となった中国・武漢(Wuhan)のある臨時病院では、一時的にロボットが患者の世話にあたった。また、タイやイスラエルなどの病院では、医師らがロボットに搭載された画面を介して患者を診察。聴診のような簡単な診断を担うロボットもある。

 全米民生技術協会(CTA)の調査部長レスリー・ロールボー(Lesley Rohrbaugh)氏によると、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)がロボット工学の革新を加速させているという。「私たちは今、こうしたテクノロジーを必要としている。利益がコストを上回ると考えられる」とロールボー氏は語った。(c)AFP