【3月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)対策を支援するため、母国スペインの病院に100万ユーロ(約1億2000万円)を寄付していたことが分かった。

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 バルセロナ医科大学(Medical College of Barcelona)によれば、「カタルーニャ(Catalonia)自治州の保健所で現在不足しつつある医療用品」を購入するための資金をグアルディオラ監督から受け取ったという。寄付金は、人工呼吸器や医療従事者が使用する防護服の製造にも使われる。

 また、バルセロナにあるオスピタルクリニック(Hospital Clinic)も、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)から寄付があったと明かし、ツイッター(Twitter)に「支援と献身をありがとう、レオ(メッシの愛称)」と記した。

 同施設はメッシの寄付金額を発表していないが、地元スポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)によれば、グアルディオラ監督と同じ100万ユーロだったという。

 世界中で新型コロナウイルス感染が拡大する中、感染者数が4万人に迫っているスペインでは、死者数が世界で3番目に多い2696人を記録するなど甚大な被害が出ている。(c)AFP