【3月26日 Xinhua News】新型コロナウイルスによる肺炎が流行する中、国務院弁公庁は通達で、中国の今年の植林目標を確実に達成するため、植林への一層の努力を要請した。

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 通達では、積極的に整然と植林を促進することは、小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に建設し、第13次5カ年計画(2016~20年)の経済・社会発展目標を実現する上で重要となる。また、貧困層の雇用と収入を増やし、貧困との戦いに勝つための重要な手段でもあると述べられている。

 新型肺炎の流行のリスクが低い地域では植林を加速し、中程度のリスクがある地域では労働時間を調整して安全に整然と植林を促進する必要があるとした。

 通達はまた、貧しい農家を組織して地域の植林活動をより多く引き受けさせ、貧困者の収入を増やし、貧困の根絶を促すべく努力するよう求めている。

 地方政府に対しては、植林計画を適切な時期に調整し、季節ごとに合理的な準備をし、苗木の十分な供給を確保するよう要請した。

 また、自発的な植林活動を柔軟に行い、政府機関、学校、コミュニティー、兵舎、工場地帯、鉱区などの緑化の促進にさらなる努力をするよう強く求めている。

 中国全土の各機関は、植林の質を高め、現在の植林成果を守りながら、アメリカシロヒトリやサバクトビバッタなどの害虫の予防と抑制により多くの努力を払う必要もあると、通達は指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News