【3月25日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は日本時間25日午前4時現在で1万8259人となっている。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに175の国・地域で計40万4020人余りの感染が発表された。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では現在、入院が必要な人に対してのみ検査を実施している。

 24日午前4時以降、世界全体で新たに2113人の死亡、4万2510人の感染が確認された。

 過去24時間で最も多くの死者が確認された国はイタリアで、743人が死亡。次いでスペイン(514人)、フランス(240人)となっている。

 2月に国内初の死者が出たイタリアでは、累計死者数が中国を上回る6820人となっている。感染者数は6万9176人で、うち8326人が回復した。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土の感染者数として発表された数は8万1171人で、うち3277人が死亡、7万3159人が回復。新たに発表された感染者は78人、死者は7人だった。

 3番目に被害が大きな国はスペインで、死者は2696人、感染者は3万9673人。次いでイラン(死亡1934人、感染2万4811人)、フランス(死亡1100人、感染2万2302人)、米国(死亡600人、感染4万9768人)となっている。

 日本時間の24日午前4時以降、初の死者が出た国はサウジアラビア、アイスランド、カボベルデ。

 地域別感染者数は、欧州が21万2842人(死者1万1921人)、アジアが9万8895人(死者3573人)、米国・カナダが5万1847人(死者624人)、中東が2万9508人(死者1972人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が6567人(死者98人)、アフリカが2137人(死者62人)、オセアニアが2225人(死者9人)となっている。(c)AFP