【3月24日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)では21日、新型コロナウイルスの感染拡大が沈静化したことを受け、1000人以上の出稼ぎ労働者が故郷の町を離れ、浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)へ向かった。

 21日午前に専用列車でたったのは、恩施トゥチャ族ミャオ族自治州の労働者計1071人。皆が健康コードを持っており、杭州市と同自治州はお互いのコードを承認しているため、到着後の規則である14日間の隔離は免除される。列車は現地の人事部門が管理し、感染のリスクを避けるため、途中下車は禁止となっている。

 東部と西部が協力して貧困の削減を目指す戦略の一環で、杭州市では同自治州出身の5000人以上がエレクトロニクスや製造、サービス産業に従事している。3月中旬以降は、同自治州の多くの労働者がバスで同市に到着している。

 湖北省では18日までに、武漢市(Wuhan)を除く省内すべての市と県のリスクレベルが低リスクに引き下げられた。当該の市と県、市轄区での新たな感染確認が14日間なかったため、低リスク地域に分類された。(c)Xinhua News/AFPBB News