【3月24日 Xinhua News】新型コロナウイルスと闘うため、中国上海市の湖北省(Hubei)支援医療チームは、旧暦の大みそか(1月24日)に第一陣が出発したのを皮切りに、これまでに1649人の医療従事者が武漢(Wuhan)に赴いた。任務を終えた一部メンバーが18日から順次上海に帰還したが、すぐに家族団らんはかなわず、6か所の指定ホテルで隔離・休養している。

 そこで上海市は、地元のおいしい料理と春の美しい景色を用意し、医療従事者らを迎えた。

 中信泰富朱家角錦江酒店は、20日までに70人余りの医療従事者を受け入れている。ホテルでは、丹精を込めて作った料理や多彩な地元上海の料理を特別に提供し、数十日間家を離れていた彼らのホームシックを癒やすよう努めている。 

 同ホテルグループの担当者は、大みそかに武漢へ出発した医療従事者も多いことから、彼らのために2か月遅れの年越し料理を用意したと話す。 

 同市は、全国の医療従事者に対し、営業を再開した上海海昌海洋公園・浦江遊覧船・上海春秋都市観光バスなどの観光スポットや文化・旅行アクティビティーの期間・枚数限定の無料チケットを用意している。さらに上海市湖北省支援医療チームには、年末まで使える「使い放題」特典を提供するとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News