【3月23日 AFP】(更新)香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官は23日、住民以外の空路での入境を25日から禁止すると発表した。海外から戻ってきた渡航者からの新型コロナウイルスの感染例がここ最近急増していることへの措置だという。また同長官は、レストランやバーでの酒類の提供禁止も命じた。

 林鄭長官は、「3月25日の午前0時から、海外から空路で到着した香港住民以外の渡航者は入境を認められない」と発表。禁止令は少なくとも2週間効力があるとしている。

 香港の空港は、世界で第8位の旅客数を誇る。同空港を経由する乗客も全員入境禁止となるという。

 さらにレストランやバーなど、免許を持つ飲食店約8600店で、アルコール類の販売も禁止する予定。ただ店の営業自体は、現時点では続行を認めるという。

 林鄭長官は、酒類の販売禁止令がいつから施行されるかについては明言していない。(c)AFP