【3月23日 CNS】中国・武漢市(Wuhan)では、新型コロナウイルスの流行の影響で、買い物は相変わらず居住区ごとに集団購入が原則だが、一部の商業施設では、時間限定で、感染のなくなった居住区の個人に対する営業が再開している。

 武漢市后湖大道にあるスーパー「中百倉儲」漢口花園店では、入り口と出口を分けて設置。入店時にはQRコードの「電子版健康通行証」のほか「身分証明書(ID)」と「無感染居住区通行証」を提示し、体温を確認の上、マスク着用を求めている。

 汪丹(Wang Dan)店長によると、無感染居住区の個人客向けに営業を再開するよう通知を受け、従業員は通常の消毒作業に加え、全てのショッピングカートと買い物かごを消毒した。さらに、商品を陳列する従業員と、集団購入者のための仕分け・梱包(こんぽう)作業を行う従業員に分かれて対応しているという。

 武漢市の複数の部門が連名で発表した「生活物資供給店舗の開放に関する通知書」によると、「無感染居住区」として認定を受けた居住区内の商業施設は、毎日午前9時から午後6時までの間、居住区内の住民に対する営業が許される。

 上記の商業施設は、スーパー(店内の飲食店は含まない)、コンビニ、果物店などを指し、その他のサービス業店舗は含まれない。

 買い物のために外出が許されるのは1日あたり1世帯で1人のみとし、居住区(村)が発行した1回有効の通行証明、あるいは電子版健康通行証を提示し、無感染居住区の範囲内で買い物ができるとし、時間は2時間以内としている。

「今日は経営再開したばかりなので、ルールを知らない客もいます。証明書を持参せずに家に戻った人もいました」。汪店長によると、同店の営業面積は3000平方メートル、一度に買い物ができる最大人数は30人までと決められている。営業開始後、個人で入店する人はまだ少数で、大部分は集団購入の客とボランティアだという。

 20日午後4時の時点で、武漢市では88.7%のエリアが「無感染居住区」として認定されている。認定を受ければ、住民は時間帯ごと、棟ごと、階ごとに非集団の個人活動を行うことが許されるようになった。(c)CNS/JCM/AFPBB News