信徒の「自撮り写真」並べて日曜礼拝、イタリアの教会
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【3月23日 AFP】新型コロナウイルスが猛威を振るうイタリア北部の町ジュッサーノ(Giussano)で22日、カトリック教会の司祭が信徒らのセルフィー(自撮り写真)を会衆席に並べて日曜日のミサを執り行った。
ロビアーノ教会(Church of Robbiano)のジュセッペ・コルバリ(Giuseppe Corbari)神父は、教会員から送られた顔写真を1枚ずつ空の会衆席に貼り付け、それらの写真に向かって礼拝を行った。
イタリアでは22日までの約1か月間に、新型ウイルス感染のため5476人が死亡した。ジュセッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相は21日夜、国内で死者が急増している現状を踏まえ、全国で不要不急の企業活動や工場の操業を中止すると発表。「必需品や必須サービスの提供を保証する上でどうしても必要・重要・不可欠なものを除き、あらゆる生産活動を全土で中止する」とテレビ演説で表明した。(c)AFP