【4月1日 CNS】中国国家発展改革委員会の孟瑋(Meng Wei)報道官は3月17日、国内の1~2月の工業発電量が昨年同期と比べて8.2%減少したと発表した。火力は8.9%減、水力は11.9%減、原子力は2.2%減、風力は0.2%減と軒並み下がり、太陽光発電だけが12%増加した。

 公共向け発電量は7.8%減少する一方、第1次産業と市民生活向け発電量はそれぞれ3.9%と2.4%増えた。また、第2次産業と第3次産業の発電量はそれぞれ12%と3.1%減少した。地域別では、8省(直轄市、自治区を含む)の発電量が増え、そのうち内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)と雲南省(Yunnan)が5%以上増えた。

 孟報道官によると、3月以降の発電量と電気使用量は顕著に増加した。3月16日の発電量は178億キロワット時に達しており、2月末の162億キロワット時より高く、9.9%上昇した。

 孟報道官によると、発展改革委員会は1月と2月に19の投資プロジェクトを許可した。投資総額は1853億元(約2兆8200億円)に達し、主に交通、ハイテク産業に集中している。このうち中国西北部の西寧市(Xining)と西南部の成都市(Chengdu)を結ぶ鉄道建設計画は、蘭州(Lanzhou)西部の都市と成都・重慶(Chongqing)周辺の都市の連携を強化し、地域一帯の貧困救済と経済・社会発展に大きく寄与する。

 さらに深セン宝安国際空港(Shenzhen Bao'an International Airport)第3滑走路の拡張工事は、中国南部の珠江(Pearl River)デルタ地域で航空業のさらなる発展をもたらす。国際ハブ空港の役割を推進し、広東省(Guangdong)、香港、マカオ(Macau)が一体となって世界トップクラスの空港エリアとなる重大な意味を持つ。(c)CNS/JCM/AFPBB News