【3月23日 AFP】スペインのペドロ・サンチェス(Pedro Sanchez)首相は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、非常事態を4月11日まで延長することを議会に提案すると明らかにした。サンチェス氏は24日に閣議を開いて非常事態の15日間の延長を決めると述べ、議会が承認するのはほぼ確実との見方を示した。

 サンチェス首相は14日に15日間の非常事態を宣言し、病院の受診や食料品の買い出しなど必要最低限の用事を除く全ての外出を禁止していた。

 スペイン当局は新型コロナウイルスによる死者が394人増え、公式の死者数が計1720人になったと発表。欧州でイタリアに次いで2番目に多くの感染者を出しているスペインの死者数は前日から30%増加した。感染者数も14.6%増の3646人となり2万8572人となった。サンチェス首相は今後も感染は拡大すると警告している。

 先週、スペインの医療従事者として初めて52歳の看護師が新型コロナウイルスの感染により死亡していた。保健当局者によると、スペインでは全感染者のおよそ10%を医師や看護師を含む医療関係者が占める。感染者数の増加で、人口約4600万人のスペインの医療システムは崩壊の危機にひんしている。

 映像は新型コロナウイルスへの対応で一時的に病院として使われることになった展示場、21日撮影・提供。(c)AFP/Daniel SILVA