【3月27日 CNS】中国・国鉄集団(China State Railway Group)は、新型コロナウイルスによる影響で鉄道を利用する人が少ないこの機会に、感染症対策を着実に実施することを前提に、55万人の鉄道職員を動員して、全国で大規模な設備の集中整備を実施する。鉄道の大動脈の安全運行を確実にし、経済と社会の発展の回復を後押しする。

 今回実施する設備の整備は定例の検査・整備で、3月から開始して6月末に完了する予定。主に、通常速度の繁忙区間と石炭輸送路線を対象とし、北京上海線、北京広東線、北京九竜線などの路線を含む。線路、橋梁(きょうりょう)などの固定設備の状態を検査し、レールや枕木の交換などの作業を行う予定だ。

 集中整備の期間、鉄道部門では、作業員へのマスク配布など感染症対策をする。施工方法を改善し、電気、給電、輸送などの異なる専門職種間の協働関係を強化するなどとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News