【3月22日 Xinhua News】中国では、外食などの際に整理番号を取り、スマートフォンの2次元バーコードで順番待ちの状況を調べるのが、既に当たり前となっている。これと同様の仕組みがいま、上海市の観光地で導入され始めている。

 20日に営業を再開した市内の遊園地、歓楽谷(ハッピーバレー)では、人気アトラクションの一部で新たに「仮想順番待ちシステム」を導入した。対象アトラクションの近くにある発券機を利用すると、整理番号や待ち人数、推定待ち時間などの情報と2次元バーコードが印刷された整理券が取得でき、バーコードをスマホでスキャンすることで、最新の待ち状況が確認できる。観光地では、この方法で人々が密集することを避け、来場者の安全を確保しようとしている。

 上海市文化・観光局の統計によると、同市では既にA級風景区の83.2%に当たる84カ所が営業を再開している。市内の各観光地では、再開に伴い、さまざまなアイデアを出して来場者の安全を守っている。(c)Xinhua News/AFPBB News