【3月21日 AFP】動画配信大手ネットフリックス(Netflix)は20日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で収入減に陥っている俳優や制作スタッフを支援するため、1億ドル(約110億円)の基金を立ち上げた。

 同社のテッド・サランドス(Ted Sarandos)最高コンテンツ責任者(CCO)は、「世界的にほぼすべてのテレビ番組や映画の制作が中止になっており、大勢の制作スタッフや俳優が職を失った」とネット上に投稿。「そうしたスタッフには電気技師、大道具、運転手、ヘアメークアーティストなども含まれ、その多くは時給制でプロジェクトごとに働いている」と述べた。

 米シリコンバレー(Silicon Valley)に拠点を置くネットフリックスは、基金の支援金の分配方法について現在検討している。同社は、制作が中断している作品に携わっている俳優やスタッフの雇用期間を2週間延長することも約束している。(c)AFP