【3月20日 Xinhua News】中国・上海に本部を置く動画配信サービス大手「嗶哩嗶哩(bilibili、ビリビリ)」は18日、2019年第4四半期(10~12月)と通期の未監査決算を発表した。19年の売上高は64%増の67億8千万元(1元=約16円)に達した。

 19年第4四半期の売上高は、前年同期比74%増の20億1千万元で市場の予想を上回った。

 同期の月間アクティブユーザー(MAU)は40%増の1億3千万人、モバイル端末のMAUは46%増の1億1600万人、伸び率は株式上場した18年以降で最大となった。

 ビリビリは昨年、豊富で優良なコンテンツ、活発なコミュニティーをめぐるエコシステム、積極的なユーザー拡大戦略により、業容拡大に努力を続けた。市場化能力の一層の向上に伴い、ビリビリの優良ユーザー数は増え続けている。

 ビリビリの陳睿(Chen Rui)董事長兼最高経営責任者(CEO)は「19年はわれわれにとって重要な意義のある一年になった。優良なコンテンツ開発の進展とユーザー数の急伸により、ビリビリは大衆に歓迎され、認められるプラットフォームになりつつある」と述べた。

 陳氏はまた、今年ビリビリは引き続きコンテンツと市場化システムの整備を強化し、効果的なユーザー拡大戦略を進めることで、ネット上のコミュニティーのより大きな潜在力を引き出していくとの展望を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News