【3月20日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、日本時間20日午前4時現在での世界の新型コロナウイルス感染者数は158の国・地域で23万2680人に達し、うち9827人が亡くなった。

 19日午前4時以降、世界全体で新たに1043人の死亡、2万3701人の感染が確認された。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、死者の集計方法や検査体制が国によって異なる事実を考慮している。

 昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生した中国では、香港とマカオ(Macau)を除く本土の感染者は8万928人で、うち3245人が死亡、7万420人が回復。新たに発表された感染者は34人、死者は8人だった。

 中国以外で被害が大きな国は、イタリア(死亡3405人、感染4万1035人)、イラン(死亡1284人、感染1万8407人)、スペイン(死亡767人、感染1万7147人)、フランス(死亡372人、感染1万995人)。

 イタリアでは19日、新たに427人の死亡と5322人の感染が発表された。

 日本時間の19日午前4時以降、初の死者が出た国はパキスタン、ロシア、コスタリカ、メキシコ、チュニジア。初の感染者が確認された国はモーリシャス、バルバドス、ザンビア、フィジー、バハマ、エルサルバドル、ニカラグア、チャド。

 感染者の統計には診断を受けた人のみが含まれており、多くの国では症状が重い人に対してのみ検査を実施していることから、実際の感染者数はこれよりも多いとみられる。(c)AFP