新型ウイルス流行も若者はビーチに… 米マイアミ、自粛呼び掛け
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【3月19日 AFP】米国では今週、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各地でプロスポーツの試合などさまざまなイベントが中止され、バーやレストランなどは閉鎖、仕事を持つ人々も自宅待機を強いられた。
国内の同ウイルス感染者は7700人以上、死者は110人以上。太陽が輝くフロリダ州でも7人が亡くなっているが、マイアミビーチ(Miami Beach)などの浜辺には、18日にも多くの人が訪れた。
大勢の若者が砂浜に寝そべり、パーティーをしている写真がソーシャルメディアに投稿されると瞬く間に拡散し、困惑の声が集まった。
この画像はドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の目にも留まり、18日の記者会見で若者らに苦言を呈した。
同州マイアミデード(Miami-Dade)郡とマイアミビーチ市は対策に乗り出している。17日午後11時(日本時間18日正午)以降、バーやナイトクラブ、ジムの無期限閉鎖を命じた。飲食店には、持ち帰り用の食品販売のみが許可されている。
マイアミビーチ市長は17日、同市を訪れる「子どもたち」に向けて、「君たちは無敵というわけではない。しかも隣人や、見知らぬ人のことだって考えなければならない」「こういう行為は直ちにやめるべきだ。楽しくなんかない、破滅的な結果が伴う」と諭している。(c)AFP/Leila MACOR