【3月19日 AFP】男子と女子のテニスツアー主催者は18日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴い、シーズンの中断を6月7日まで延長すると発表した。

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 男子プロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)は共同発表文の中で、「ATPチャレンジャーツアー(ATP Challenger Tour)や国際テニス連盟(ITF)のワールドテニスツアーを含め、プロテニスのシーズンは今後2020年6月7日まで中断になる」と記した。

 6月8日以降に組み込まれている大会は、現時点で予定通り行われることになっている。

 前日には全仏オープン(French Open 2020)が9月に延期されることが発表されていたが、今回の発表によって男女両方の欧州クレーコートシーズンは一時的に中断となる。

 もともとATPは4月27日になるまで、WTAは5月2日になるまで試合を行わないと決めていたが、これでシーズンの再開はさらに遅れることになった。

 ITFのデビッド・ハガティ(David Haggerty)会長は「こうした困難なときに、この延期によって影響を受けるすべての人に対してできるだけ確かなものを伝えるため、テニス界が協力することがこれまで以上に重要」とコメントした。

「われわれはこれによって受けるであろう大きな影響を理解しているが、最終的には選手やスタッフ、観客の健康と安全を何よりも優先しなければならない」

 今回の中断の延期によって、男女共催のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2020)やイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2020)の他、ATPツアーではBMWオープン(BMW Open 2020)やエストリル・オープン(Millennium Estoril Open 2020)、ジュネーブ・オープン(Banque Eric Sturdza Geneva Open 2020)、リヨン・オープン(Open Parc Auvergne-Rhone-Alpes Lyon 2020)が、WTAツアーではストラスブール国際(Internationaux de Strasbourg 2020)やSAR・ラ・プリンセスグランプリ(Grand Prix de SAR La Princesse Lalla Meryem 2020)が影響を受けることになる。(c)AFP