【3月18日 AFP】ボクシング、WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)がIBFの指名挑戦者クブラト・プレフ(Kubrat Pulev、ブルガリア)を迎える防衛戦が、新型コロナウイルスの影響によって7月まで延期されるかもしれない。プロモーターのエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏が17日、明かした。

 両者の一戦は6月20日に英ロンドン北部のトッテナム・ホットスパースタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)で行われる予定だが、仮にサッカーイングランド・プレミアリーグのシーズンが延び、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が同スタジアムを使用することになれば、ジョシュア側は同日の開催を断念せざるを得ないかもしれないという。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、イングランドにおける主要なサッカーの試合は最短でも4月上旬まで中断になっており、今シーズンの終了は夏になるのではないかという臆測を呼んでいる。

 また、今夏に予定されていた欧州選手権(UEFA Euro 2020)も1年の延期が決まったため、6月から7月にかけては、可能であればリーグ戦等を行うことができる日程面の余裕が生まれた。

 ハーン氏が所有するマッチルーム・ボクシング(Matchroom Boxing)は、3月と4月に予定されていた興行の延期をすでに発表しているが、同氏はジョシュアの防衛戦が無観客で開催される可能性を退けた。

 6月20日の試合日について、ハーン氏は「現時点では準備ができている」と英スカイ・スポーツ・ニューズ(Sky Sports News)にコメントした。

「欧州選手権が今年行われず、プレミアリーグの終了が遅れる可能性があるなら、もちろんスパーズ(トッテナムの愛称)は6月にあのスタジアムが必要になるかもしれない」

「われわれにはこの一戦を同じスタジアムで7月に行うという選択肢もある」

「6月20日は先のことで、それはまだ計画の段階。われわれは両者が同じ方向を向き、前進するための同じ計画を持っていることを理解するためにトッテナムと話し合いを続けている」 (c)AFP