【3月18日 AFP】米ナショナルフットボール(NFL)のニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)を20年にわたってけん引し、6回のスーパーボウル(Super Bowl)制覇に導いたQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が17日、退団を発表した。

 42歳のブレイディは自身のSNSで、「僕のフットボールの旅は別の場所で続くが、みんなで成し遂げてきたすべて、チームとしての信じられない偉業に感謝する」「この先どんなことが待っているかは分からないが、僕にとっては、今が人生とキャリアの新たなステージへ進むべき時だ」と記した。

 米メディアの報道によれば、ブレイディは年俸3000万ドル(約32億円)の複数年契約でタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)に加入する見込みだという。

 ブレイディはNFL史上最高のQBと広く称される選手で、長いプロキャリアで史上最多6回のスーパーボウル制覇を成し遂げている。4回のスーパーボウルMVPはこちらも最多記録で、レギュラーシーズンMVPも3回獲得している。

 2018年シーズンには41歳で頂点に輝き、QBとして史上最年長でのスーパーボウル優勝を成し遂げた。NFL記録となるスーパーボウル9回出場も、選手としての驚くべき息の長さを証明している。(c)AFP/Rob Woollard