【3月18日 AFP】英政府が新型コロナウイルスの拡大防止策を強化したことを受けて、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace、英王室)は17日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II、93)が1週間予定を早めてウィンザー城(Windsor Castle)に移動する予定だと明らかにした。今春予定されていた天皇、皇后両陛下の訪英も見直しているという。

 英王室は「女王陛下は予定を1週間早め、19日からウィンザー城でイースター(Easter、復活祭)の時期を過ごす。イースターが終わったあとも、しばらくの間はウィンザー城に滞在する予定だ」と発表した。エリザベス女王はすでに一部の公務を延期しており、今後の予定にも変更が加えられるという。

 女王の公式誕生日を祝う毎年恒例の軍事パレード「軍旗分列行進式(Trooping the Colour)」、第2次世界大戦(World War II)のヨーロッパ戦勝75周年の記念行事、天皇、皇后両陛下の英国訪問などの日程は、英政府と調整し追って発表するとしている。(c)AFP