■自然から学ぶ

「ここに来たときは、何もありませんでした」。電気さえもだ。「今は円形劇場、図書館、共同の台所、子どもたちが泳げる池、そして緑の庭があります」

 スーザさんの助手で土木技師のロドリゴ・カリスト(Rodrigo Calisto)さんは、石で造った池を見せてくれた。ボランティアの助けを借り、養魚場が完成したばかりだ。ここで育てている淡水魚のティラピアは食用にもなり、デング熱などの病気を媒介する蚊を食べるという。カリストさんは、雨水を集め再利用するシステムも開発した。

「自然は私たちに生き方を教えてくれます。大学に行く必要はありません」とスーザさんは話した。(c)AFP/Pascale TROUILLAUD