【3月17日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)の「太原食品街」はこのところ、以前のにぎわいを取り戻しつつある。同食品街はインターネット上で評判の人気スポットだが、新型コロナウイルスの流行を受けて1カ月余りにわたる臨時休業を余儀なくされていた。ウイルス感染が徐々に抑制され、飲食業界は次第に持ち直してきた。

 太原食品街は宋代に形成され始め、清代には「院門前」、新中国成立後は「帽児巷」と呼ばれ、1986年に「食品街」と改名された。長さ約550メートル、幅10メートルの通りには地方色豊かな軽食や老舗飲食店が集まり、同市で最も人気の高い場所の一つとなっている。

 太原食品街は3月初めに営業を再開した。感染予防・抑制のため、訪れた観光客はマスクの着用と「健康コード」の提示、検温を求められる。食品街の管理会社、太原市迎澤食品街管理のマーケティング部経理、王鵬(Wang Peng)氏によると、すでに70%の商店が営業を再開しているという。

 王氏は「営業している店舗の従業員には1日2回の検温と2時間ごとの消毒・殺菌作業を求めている。また、市街の巡回を欠かさず実施し、観光客のマスク着用状況や人の密度を検査している」と話した。(c)Xinhua News/AFPBB News