【3月16日 AFP】米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、新型コロナウイルスの流行により経済活動の停滞が広がっていることを受け、市場の信頼感を補強し、流動性を確保するため大胆な緊急措置を発表し、政策金利を1%引き下げ0~0.25%とする事実上のゼロ金利政策に踏み切った。FRBの金利引き下げはここ2週間で2回目。

 FRBが実質ゼロ金利政策を敷くのは2008年の世界金融危機以来。「このところの事象を経済が切り抜けたと確信できるまで」、この低金利を継続するとしている。

 FRBはまた、資産買い入れによる量的緩和政策も発表。連銀貸出制度(ディスカウントウインドー)の利用を銀行に認め、事業者や家計を支援するよう求めた。

 さらにFRBは欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)、日銀、カナダ銀行(Bank of Canada)、スイス国立銀行(SNB)の世界主要中銀5行と協調し、金融市場への流動性供給を拡充すると発表した。

 かねてFRBの対応を消極的と批判していたドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は「たった今、素晴らしい措置が取られた」「とても喜ばしい。これは予想していなかった」と述べ、今回の一連の対応を評価した。(c)AFP/Heather SCOTT