米スポーツの中断長期化へ CDCが8週間のイベント自粛勧告
発信地:ロサンゼルス/米国
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【3月16日 AFP】米疾病対策センター(CDC)が15日、新型コロナウイルスとの闘いの中で、スポーツを含めた「大規模行事や集会」を今後8週間は中止、または延期するよう勧告した。これを受けて、プロバスケットボール(NBA)を含めた米メジャースポーツの再開は当初の見込みより遅れる可能性が高まっている。
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CDCは、「大規模な行事や集会は、参加者が別のコミュニティーにウイルスを持ち込むという形で、米国での感染拡大の要因となる恐れがある」「例としては会議や祭り、パレード、コンサート、スポーツ大会、結婚式などの集まりが挙げられる」と述べた。
世界がコロナウイルスの大流行に直面する中で、主な米プロスポーツでは、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)のルディ・ゴベール(Rudy Gobert)が陽性となったNBAが真っ先に中断を決めた。
現時点では、3人のNBA選手の陽性が発表されている。リーグは再開の期日を定めておらず、アダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは12日、「少なくとも30日間にわたる可能性が高い」というリーグの判断を明かしていた。
15日から8週間で計算した場合、再開は5月10日と、レギュラーシーズン終了と4月18日のプレーオフ開幕予定を大幅に過ぎた時期になる。(c)AFP