【3月16日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2020)第3戦ラリー・メキシコ(Rally Guanajuato Mexico 2020)は14日、3日目が行われ、トヨタ(Toyota)に移籍したセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が、ヒュンダイ(Hyundai)の前年王者オット・タナック(Ott Tanak、エストニア)に27秒差をつけて今季初優勝を飾った。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、15日の最終日が中止となった今大会を制したオジェは、現状を考慮すると、このレースは決して行われるべきでなかったと述べた。

 第3戦を終えて総合首位に立った36歳のオジェは「もちろん勝利は勝利だ」とした上で、「しかし、人命の尊重が何よりも優先されるべきで、ファンが危険にさらされるのなら勝利しても意味がない」と続けた。

 最終日は三つのスペシャルステージで構成されるはずだったが、3日目を終えた時点で打ち切りとなった。(c)AFP