【3月18日 Xinhua News】中国チベット自治区(Tibet Autonomous Region)は、同自治区の古代文書や文学作品を集めた5.94テラバイト(TB)のデータベースを構築した。地元関係部門によると、2019年に約6000冊の古代書籍が調査、登録されたという。

 同自治区のデータベース構築は、古代文書を保護し、活用することを目的としている。

 古代文書のほとんどが1300以上の寺院に点在しているため、同自治区は長年にわたり、それらの保存と利用において困難に直面していた。

 2009年に古代文書の包括的な保護に乗り出した同自治区は、これまでに1万8000点以上の文書を調査、登録しており、データベース構築へ向け、強固な基盤を築いた。

 チベット自治区古代文書保護センターのビェンバツェリン副主任は「チベットの図書館が収集したチベットの古代文書と文学のデータベース構築は間もなく完了し、一般の人もアクセスできるようになるだろう」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News