【3月15日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)で新型コロナウイルスによる肺炎の軽症患者を受け入れていた最初の臨時医療施設「江漢方艙医院」が正式に起用された2月5日夜、新華社記者が撮影した病床で落ち着いて本を読む若者の写真が、多くの人々に疫病に打ち勝つ勇気と冷静さを伝えた。

 写真は海外でも拡散され、若者が読んでいた本の作者、フランシス・フクヤマ(Francis Fukuyama)氏の目にも留まった。フクヤマ氏は自身のSNSにこの写真をアップした。それから間もなく、フクヤマ氏の直筆サイン本が「読書のお兄ちゃん」あてに送られてきた。新華社記者は12日午後4時頃、同書を隔離期間が終了した「読書のお兄ちゃん」のもとに届けた。(c)Xinhua News/AFPBB News