【3月14日 AFP】偽造パスポートで入国した疑いにより、パラグアイの警察署で身柄を拘束されているサッカー元ブラジル代表のロナウジーニョ(Ronaldinho)容疑者について、同国の上訴裁判所は13日、弁護人の保釈請求を退けた。

 W杯日韓大会(2002 World Cup)優勝メンバーで39歳のロナウジーニョ容疑者は、兄のロベルト・デ・アシス・モレイラ(Roberto de Assis Moreira)容疑者とともに、パラグアイに入国する際に偽造パスポートを使用したとして、6日から警察に勾留されている。

 兄弟の弁護人は先日、二人を保釈するか自宅軟禁にする要求が認められず、その2日後の12日に上訴していた。検察によると、今回の偽造パスポート事件では、これまでに16人の関与が判明しているという。

 ロナウジーニョ容疑者は、さまざまな犯罪で告発されている警察官25人に加え、パラグアイサッカー協会(APF)の元会長と元政治家ら4人とともに勾留されている。警察の情報筋はAFPの取材に対し、同容疑者が他の勾留者や機動隊と一緒にサッカーの試合に参加していると明かした。(c)AFP