【3月14日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーの今季メジャー第1戦、第84回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2020)が、新型コロナウイルスの影響で延期されることになった。米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)のフレッド・リドリー(Fred Ridley)会長が、13日に発表した。

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 リドリー会長はコメント文で、「最新情報と専門家の分析を踏まえ、今回、マスターズ・トーナメントを延期すると決めた」とコメントした。米スポーツ界を事実上の活動停止に追い込んでいる今回の大流行に伴い、オーガスタ・ナショナル女子アマチュアゴルフ選手権(2020 Augusta National Women's Amateur Championship)とユース選手が出場するドライブ、チップ・アンド・パット選手権(Drive, Chip and Putt Championship)も延期が決まった。

「最終的には、大会関係者およびオーガスタのコミュニティーの健康と幸福を考慮し、この決断に至った」「この延期がマスターズに加え、その後に予定されているアマチュア大会を安全に開催するための最善策であると願っている」

 オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは通常、世界のトップ選手が集うマスターズの後に一度クローズされ、その年の後半に再オープンされることになっているため、年内に日程が再調整される可能性は残されている。考えられるのは、すでに8月まで予定が組まれている2019-20シーズンのPGAツアーが幕を閉じた後となる。

 米国男子ゴルフツアー(US PGA Tour)は、今週開催されていたザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2020)をはじめ、マスターズの前哨戦となる全大会の中止を決定しており、次の大会は来月16日に開幕するRBCヘリテージ(RBC Heritage 2020)となっている。

 一方、次のメジャー大会は米カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディングパーク(TPC Harding Park)で開催される第102回全米プロゴルフ選手権(2020 PGA Championship)となっているが、現地はすでに新型コロナウイルスの深刻な影響に見舞われている。

 メジャー通算18勝を誇り、マスターズでは合計6着のグリーンジャケットに袖を通しているゴルフ界の帝王ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏は、リドリー会長の決断を支持し、「オーガスタに行って病気になりたい人はいないだろう」「マスターズには世界中から人々が集まり、誰かが何かを持ち込む可能性は非常に高い」「彼らは賢明な決断をした。私は支持する」と述べた。(c)AFP