米、親イラン勢力に報復空爆で6人死亡 イランは米に警告
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【3月13日 AFP】(更新)米軍は13日、イラク国内の親イラン武装組織に対する空爆を実施した。イラク軍は、これにより民間人1人、兵士3人、警察官2人の計6人が死亡したと発表。イランは同日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領に対し「危険な行動」に及ぶことへの警告を発した。
イラク軍の発表によると、この空爆で亡くなった民間人は、建設中のカルバラ(Karbala)空港で働いていた調理師。さらに別の民間人1人と兵士11人が負傷しており、兵士の負傷者のうち数人が重体だという。
米軍によるこの空爆は、米軍主導の有志連合の部隊が駐留しているイラク国内の基地が11日夜にロケット攻撃を受け、米国人2人と英国人1人が死亡したことを受けての報復だった。
この米軍による空爆から数時間後、イランのアッバス・ムサビ(Abbas Mousavi)外務省報道官は「トランプ氏は危険な行動や根拠のない非難をする代わりに、自国軍の同域への駐留や行為について再考すべきだ」と警告した。(c)AFP