【3月13日 AFP】インドネシアは、マスク約1万2000枚を密輸しようとしたとして、マレーシア人2人を一時拘束した。警察が12日、明らかにした。

 スマトラ(Sumatra)島メダン(Medan)にある国際空港で11日夜、2人がマレーシアの首都クアラルンプール行きの便に乗ろうとしたところ、空港当局者が疑念を抱き、かばんを調べた。

 2人は買いだめ容疑で拘束された後、警察の取り調べに対し、新型コロナウイルス予防のため、マレーシアの子どもたちにマスクを配るつもりだったと語ったという。

 マスクは没収されたが、2人は12日、罪に問われることなく出国した。

 インドネシアでは、今月初めて新型コロナ感染者が確認されたことを受けて、パニック買いが発生し、予防グッズの価格が高騰。当局はマスク買いだめの取り締まりに乗り出している。

 今週には、第2の都市スラバヤ(Surabaya)の倉庫でも、マスク約190万枚が押収された。(c)AFP