【3月13日 AFP】米ニューヨーク株式市場は12日、新型コロナウイルスによる景気後退の懸念が中央銀行の緊急措置を受けても払拭(ふっしょく)されなかったことを受け、優良株で構成するダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)が10%下落した。1987年以降で最悪の下落率となった。

 ダウの終値は前日比約2350ドル安の2万1200ドル62セント。より幅広い銘柄からなるS&P500種平均株価指数は9.5%安の2480.64、ハイテク株中心のナスダック(Nasdaq)総合株価指数は9.4%安の7201.80で取引を終えた。

 これにより、S&P500はダウに続いて最高値から20%以上下落し、「ベアマーケット(弱気相場)」に入った。米株式市場ではこれまで、史上最長の「ブルマーケット(強気市場)」が続いていた。(c)AFP