【3月12日 AFP】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ（Greta Thunberg）さん（17）は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大規模な抗議集会を控えるよう呼び掛ける一方、自身が率いる地球温暖化対策を求める運動「フライデーズ・フォー・フューチャー（Fridays For Future、未来のための金曜日）」は、オンライン上で集会を行うと明らかにした。

　新型ウイルスの感染拡大を抑制するため、保健の専門家らが大規模な集会を控えるよう呼び掛ける中、トゥンベリさんは支援者らに対し、専門家の意見に耳を傾けることが重要だと訴えた。

　トゥンベリさんはツイッター（Twitter）に、「私たちのような若者は、このウイルスの影響を最も受けにくいけれど、最も影響を受けやすい人々と連帯したり、社会の利益を最優先にして行動したりすることが不可欠だ」「人類史上最大の危機は気候と生態系の危機だが、差し当たりは（もちろん住んでいる場所にもよるが）新たな方法を模索し、大勢で集まらないという変化を周知していかなければならない」と投稿した。

　トゥンベリさんは、13日にオンライン集会「デジタルストライキ（DigitalStrike）」に参加し、プラカードを持った写真に「#ClimateStrikeOnline」「#fridaysforfuture」「#climatestrike」「#schoolstrike4climate」といったハッシュタグを付けて投稿するよう呼び掛けている。(c)AFP