【3月13日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)蘇州市(Suzhou)相城区の市街地と周辺の病院にこのところ、多数のサービス型自動運転ロボットカーが登場し、病院内の消毒、食事・薬の病室への配送、駅前広場の清掃など、多くの場面で活躍している。

 ここに投入された清掃・消毒ロボットカーは通常の自動運転清掃カーと異なり、底にある回転ブラシと塩素系消毒剤を使って床面の汚れを落とすという特長を持つ。また、ロボットの側面には多くの紫外線消毒灯を装備しており、その光が外に向かって漏れ出ることはないため、消毒中も危険性がなく安全性が高い。

 ロボットカーを開発した天策機器人科技の開発チーム技術スタッフは、ロボットカーは事前に設定した清掃経路に厳密に従って動作し、フルパワーの状態で8時間の連続動作が可能なため、4人分の後方勤務スタッフの仕事を担うことができると説明した。

 太平街道社区(コミュニティー)衛生サービスセンターの林華明(Lin Huaming)副院長は、ロボットカーの「就役」により、病院スタッフや後方勤務スタッフの仕事が一定程度軽減されたほか、「非接触」サービスにより人々の交差感染も防止できていると話した。

 新型コロナウイルスによる肺炎の予防・抑制の闘いが正念場の現在にあって、自動運転ロボットカーを代表とするスマート無人化サービスは、優れた技術と効率的な動作能力によって、新型肺炎の感染拡大を阻止する重要な「助っ人」となりつつある。(c)Xinhua News/AFPBB News