【3月11日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)に本社を置くスマートフォン大手Vivo(ビボ)は10日、オンラインで第5世代移動通信システム(5G)対応スマホの新機種を発表すると同時に、将来データ量が爆発的に増加し、各産業に大きな影響をもたらす次世代通信に対応するため、社内に6Gの専門チームを設置し開発に着手したことを明らかにした。

 今年になって新型コロナウイルスによる肺炎拡大の影響を受けたものの、同社の新製品発表のスピードは緩まない。1カ月余りの間に異なる価格帯の5G対応機種3種類を続けて発表した。

 市場調査会社カウンターポイントが発表した2019年第4四半期(10~12月)のモバイル市場調査リポートによると、インドとロシアでの市場シェア拡大を受け、同社は同時期の世界スマホ販売で5位に入った。同社によると、現在ネット登録ユーザーは2億人に上るという。

 同社通信研究院の秦飛(Qin Fei)院長によると、5Gが商品化されたばかりだが、同社ではすでに6Gの開発体制を整え、時代に先駆けて5G後の次世代テクノロジーを模索し、いち早く研究に取り組んでいるという。現在6Gの研究は初期段階だが、同研究院は専門チームを設置、6Gテクノロジーの活用シーンや課題について論証するとともに、多くの産業で始まったB5G(5Gの次の世代の無線通信システム)/6Gをテーマとした検討にも参加している。(c)Xinhua News/AFPBB News