中国のエンタメ業界、3月は約8000のイベントが中止・延期
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【3月12日 CNS】新型コロナウイルスの感染拡大への対策の影響で、中国国内の各種エンターテインメントのイベントが再び中止や延期となっている。中国演出協会の概算によると、3月の20余りの省・市で8000近いイベントが中止あるいは延期となり、3月の入場券販売の直接損失だけで10億元(約150億円)を超える。
■3月のエンターテインメントは停止
文化観光部と国家文物局は1月23日、各地の公共文化サービス機構に対し、多数の人が集うイベントの数と規模を厳しく制限して許可・登録を厳格に実行し、国内外で行われる文化・観光交流イベントを厳格に審査、許可済みのものについても再審査を行うよう指導を行った。
北京保利劇院(Beijing Poly Theatre)、北京人民芸術劇院(Beijing People’s Art Theatre)、北京音楽庁(Beijing Concert Hall)などが相次いで公演の停止あるいは中止を発表した。
中国演出業界の概算によると、2020年の第1四半期に各地で中止あるいは延期となったイベントは2万回に上り、第1四半期総数の約80%以上を占め、入場券販売の損失だけで約24億元(約357億円)、その他の損失は100億元(約1500億円)近いとされる。
■エンターテインメント業界の回復は困難、オンラインのイベントが人気
3月のイベントの他、4~5月のイベントも相次いで中止あるいは延期となっている。
エンターテインメント業界は他の業界に比べ、感染症に対する予防抑制や経営回復は難しい。上海市は3日「演出施設における新型肺炎の予防抑制に関する指南書」を発表し、再開前に行うべき準備と再開後の予防抑制についてのルールを定めた。実名登録による入場、座席の位置制限(1列空け、1席空け)、入場者の定員比率50%以内などだ。
この大きな試練に直面した人々が出した結論はさまざまだ。伝統的な公演は困難なため、クラウドによるイベントやコンサートなどが人気だ。国家大劇院(NCPA)は「オンライン大劇院」を始め、毎日各種イベントの画像を提供している。
この他、摩登天空(Modernsky Entertainment)が主催する「宅草莓(Zhaicaomei)」クラウド音楽祭りも、新たな潮流となりつつある。先日行われたミュージシャン、坂本龍一(Ryuichi Sakamoto)氏のクラウドコンサートでは、視聴者が300万人を超えたという。
全てのイベントがクラウドに成り代われるものではないが、主催者側からすれば、オンラインとオフラインの両方で、より多くの営利モデルを構築し、多元的な発展を探ることが、現在および将来のリスクを低減できる方法かもしれない。(c)CNS/JCM/AFPBB News